2012年3月19日月曜日

台東区浅草 六区ブロードウェイと花やしきと雷門

◎TOKYO PHOTO  ; ASAKUSA no4  25.2.2012







浅草六区ブロードウエイ商店街の交番の横に、六体のブロンズ像「六芸神」が祭られている。1996年に作られた像で、浅草にゆかりのある実在の芸人をモデルにしているという。製作に当たったのは東京芸大。左から、唄神(うたいがみ)、奏神(かなでがみ)、話神(はなしがみ)、戯神(おどけがみ)、演神(えんじがみ)、踊神(おどりがみ)。一番右の踊神(おどりがみ)がよく見えていない‥。

浅草寺周辺をぐるっと廻ってから、もういちど浅草寺へ。
浅草寺の総門として威容を誇る雷門。正式の名称は、風雷神門(ふうらいじんもん)という。向かって右側に風神、左側に雷神が配され、門の中央には、重さ約700Kgの大提灯が吊りさげられている。浅草寺の説明によると、風神・雷神像は、風水害や火災からの除難を目的とまつられたもの。やがて風雨順時の天下泰平、五穀豊穣の祈願もこめられるようになったとのこと。

山門はしばしば火災によって消失し、1865年12月12日の田原町大火で炎上して以後、100年近く建築物としての山門は姿を消していた。現在の門が建設されたのは1960年のこと。松下電器産業(現パナソニック)の創設者、松下幸之助氏の寄進によるもの。幸之助氏は自身の病気がよくなるように浅草寺に拝んだ。病気が治ったお礼として門及び大提灯を寄進したという。浅草雷門の大提灯の下には松下電器の文字が刻まれている。

雷門から入って仲見世を進むと、小舟町の文字を配した提灯が下げられた宝蔵門(仁王門)がある。こちらは1964年にホテルニューオータニ創始者の大谷米太郎氏の寄進によって建てられた鉄筋コンクリート造。仁王門をくぐった先にはどーんと威容を誇る本堂が構えている。

※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; 宇都宮 保
文 ; 長谷川 京子

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