2012年3月26日月曜日

江東区 砂町銀座商店街










江東区北砂にある砂町銀座商店街は、今なお昭和の面影を残している下町の商店街。西口は明治通りから東口は丸八通りまで、東西に670メートルの距離にずらりと約180店舗が並ぶ。名前の由来は、昭和7年に行われた記念式典の際にある議員が「この通りが早く砂町銀座と呼ばれるような一大繁華街となられん事を望む云々」と祝辞したのを受け、その晩さっそく役員会を開き通りの名を砂町銀座にしてしまったというから面白い。

明治通りの砂町銀座商店街の交差点から入る。昼時、交差点付近には早くも行列ができている。「魚勝」というお寿司屋さん。安くてボリュームがあって美味しいと評判のお店という。商店街から一本入った「肉の中島」の前も人だかり。焼き鳥が大皿に並べられていて、種類も豊富大ぶりで安い。シュウマイや春巻きゴマ団子の店、コロッケや唐揚げなどの揚げ物屋さん、サラダや煮物、漬け物などの総菜屋さんも多い。山盛りの総菜が美味しそうに盛りつけられてさすが「おかず横丁」。

元気なおばちゃんが手作りするおでん屋さんもある。お客は串に刺してもらった玉子やこんにゃくなどのおでん種を、店の前で美味しそうにほおばっている。漁師の作ったおかずはいかがですか~との掛け声はあさり屋さん。漁師のご主人と息子さんが毎日浦安でとってくる新鮮なアサリを使ったお惣菜や煮物が並ぶ。おかずをパック詰めしたりお客さんをさばいたりと、ひとりで何役もこなしずっと手を動かしている元気なおばちゃん。

バラエティ番組等のメディアにしばしば登場することもあって、周辺住民だけでなく観光目的の客も多く活気がある。少しづつのつまみ食いが楽しい。

※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
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http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; 宇都宮 保 
文;長谷川 京子

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