2012年5月16日水曜日

上野動物園前のこども遊園地と上野東照宮

◎TOKYO PHOTO  ; UENO PARK,UENO TOSHOGU  11.5.2012








不忍池から上野公園に入っていくと、上野東照宮ぼたん苑の看板をあちこちで目にする。案内板に導かれて奥へ進む。上野動物園の手前にある大鳥居をくぐると左手に鬱蒼とした木立に囲まれるようにしてぼたん苑がある。上野東照宮ぼたん苑は1980年(昭和55年)に日中友好を記念して開苑したとのこと。当初は上海や洛陽植物園から寄贈された中国牡丹を中心に70品種程度だったが、現在では約250品種3200株の牡丹があでやかに咲き誇る。600円(大人)の入苑料を払うと中に入れる。午前9時~午後5時まで。

そのまま参道を奥へ。両側に多くの石灯籠が並び、そのほとんどが社殿の建築の際に諸大名より奉納されたものとのこと。さらに奥の社殿前には銅灯籠が置かれている。全48基。国指定重要文化財。こちらも慶安4年(1651)に諸国の大名から奉納されたもの。

上野東照宮は1627(寛永4)年、徳川家康の遺言で、天海僧正と藤堂高虎が寛永寺の敷地内に造営したもの。現存しているのは、1651(慶安4)年3代将軍徳川家光が大改築を行なったもの。金箔をふんだんに使い、大変豪華であったことから「金色殿」とも呼ばれた。当時は東叡山寛永寺の一部だったが、戦後神仏分離令により寛永寺から独立。戦争や震災などの災厄に一度も倒れることなく、国指定重要文化財として江戸の面影をそのまま現在に残している。社殿は現在改修工事中。保護シートにプリントされた社殿見えるだけ。社殿の手前、右手奥の柵の向こうに旧寛永寺五重塔が見える。木立に阻まれこちら側からは全貌は見えない。動物園の中に入るとしっかり見えるとのこと。

上野動物園入口の前に小さな遊園地がある。ちょうど夕方5時を過ぎたところ。子どもたちの姿もなく、遊具も動いていない。動物園も係員の人が来て閉門している。動物園前のパンダ焼などを売る売店も閉店準備を始めていた。

※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; 宇都宮 保 
文;長谷川 京子

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