2012年7月27日金曜日

台東区台東・小島・鳥越と鳥越神社

◎TOKYO PHOTO  ; TAKEMACHI TAITOCHO TORIGOEJINJYA 22.7 2012











JR御徒町駅から浅草方面に進む。台東区台東4丁目の竹町幼稚園と平成小学校に隣接した竹町公園前に出ると、公園入口ではふくろうのオブジェが迎えてくれた。ふくろうはすぐ近くにある佐竹商店街前のマスコット。

佐竹商店街は、春日通りに面する都営大江戸線の新御徒町駅前から続く全長330メートルのアーケード街。清洲橋通りから一本内側に入って並行して通っている。その歴史は古く、明治初年に秋田藩の佐竹右京太夫屋敷跡に見せ物小屋、寄席、飲食の屋台等が並んで盛り場としてにぎわいをみせ、やがて様々な店が軒を連ねて賑わったという。竹盛会という現在の佐竹商店街の前身が出来たのが明治31年。日本で2番目に古い商店会と唱っている。

周辺の下町風情は充分。周囲には古いままの建物が取り壊されずに残っている。小島1丁目から鳥越1丁目まで進むと“おかず横丁”と提灯の下がった通りに出た。この商店街もかつては名前の通り、おかずの材料を買いに来る近所の主婦で賑わったことだろう。閉まった商店に掛かった年代物の看板がかつての繁栄を物語る。

おかず横丁から左衛門橋通りを渡って、さらに進むと鳥越神社(とりごえじんじゃ)がある。蔵前橋通りに面していて1350年の歴史のある神社。毎年6月の中旬頃行われる鳥越神社の例大祭が有名。都内随一の大きさを誇る千貫神輿が、日曜日の朝神社を出て各町内の担ぎ手たちに次々と橋渡しされ、夜になって提灯行列とともに神社に戻ってくるという下町の初夏をつげるにふさわしい勇壮な祭りとのこと。

※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; Utsunomiya Tamotsu
text;Hasegawa Kyoko

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