2013年4月30日火曜日

吉祥寺サンロード商店街 ハーモニカ横丁界隈

◎TOKYO PHOTO KICHIJYOJI ; 27.4.2013










◎text
吉祥寺駅前は広いロータリーになっていて、東側にアーケードのある吉祥寺サンロード商店街と吉祥寺ダイヤ街が伸びている。サンロード商店街は途中で本町新道と交差し、五日市街道まで至る約300メートルの長い商店街。吉祥寺のメインストリートとして機能し約160もの店舗が並ぶ。

ダイヤ街の方向に進むと、何本もの路地が走り、戦後の闇市から発展したという昔ながらの商店街・ハーモニカ横丁に出る。ハーモニカ横丁の名前は、武蔵野市に在住していた作家の亀井勝一郎が、小さな店舗が立ち並ぶ様を楽器のハーモニカの吹き口に例えたことから由来しているという。人ひとりが通れるほどの道幅に、飲食店や雑貨屋、洋服店、漬け物、魚屋、八百屋など100件近い店舗がまさに軒を連ね、ひしめきあって並んでいる。

ハーモニカ横丁は仲見世通り、中央通り、朝日通り、のれん小路、祥和会通りの5つの通りで構成され、餃子で有名な中華料理店「みんみん」やモダンなカフェ「ハモニカキッチン」、つけ麺の「麺屋武蔵」やメンチカツで有名な「サトウ」などの店もある。若者向けのカフェバー風の店やランチビュッフェの店もあって、どこもカウンターや小さなテーブル席が中心のこぢんまりとした作りになっている。

ミートショップの「サトウ」の前では「松阪牛入りメンチカツ」を求める人の長い行列が出来ていた。大型商業施設コピス吉祥寺の前では、ヤマハのグループの人たちによる音楽演奏が行われていて、こちらも人だかりができていた。

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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

井の頭公園 井の頭池と弁財天

◎TOKYO PHOTO INOKASHIRA-PARK ; 27.4.2013












◎text
新緑の井の頭公園を歩く。池のほとりは緑に覆われ、湖面には白鳥の形をしたボートがいくつも浮かんでいる。井の頭池には七井橋と狛江橋、弁天橋が架かっていて、吹き上げる噴水を眺めながら趣のある橋を渡る。家族連れや友達同士、犬を連れて散歩中の人などが、歩いたりベンチで休憩したり、シートを広げお弁当を食べていたりするのどかな休日だ。

井の頭公園は武蔵野市と三鷹市にまたがる都立公園で、大正6年に日本最初の郊外公園として開園した。古く江戸時代にはこの周辺の武蔵野の一帯は、徳川歴代将軍が鷹狩りを楽しんだ鷹場であったという。

井の頭池西端の島に井の頭弁財天がまつられている。弁財天は平安時代の天慶年間(938年-947年)に源経基が創建したものと伝えられているが、焼失し放置されていたのを、江戸時代になって3代将軍徳川家光によって再興されたという。

井の頭池は、初めて江戸に引かれた「神田上水」の水源地でもある。池の水が流れ出て、水門橋から川になるという場所に、神田川起点の案内板が立つ。

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2013年4月28日日曜日

井の頭公園 大道芸とアートマーケッツ

◎TOKYO PHOTO INOKASHIRA-PARK ; 27.4.2013










◎text
JR中央線吉祥寺で降りて井の頭公園にやってきた。連休初日とあって、駅から公園に向かう人の列が引きも切らない。両側を飲食店や雑貨などのショップが並ぶ住宅街を抜け、石段を下りていくと、緑溢れる公園の入口に出る。小さな子どもの手を引いた親子連れの姿が多い。

広場では大道芸人たちのステージが始まっている。池のこちら側にも向こう側にもアートマーケッツゾーンがあり、また井の頭自然文化園分園の中門入口の前からも音楽が聞こえて来る。アジアの楽器・二胡(にこ)を使ってのパフォーマー・遊音風韻さんは休憩中。レイ・リンさんの中国の弦楽器古筝から奏でられる心地よい音楽。お隣で準備中の風船帽子のパフォーマーさんとツーショットで撮影させてもらった。顔面紙芝居やクリスタルボールを優しく操る大道芸などには小さな子どもの目も釘付け。

井の頭公園では、平成29年の開園100周年に向けて、地域と連携して行動するための新たな取り組みを始めている。アートマーケッツは「公園を核とする街の賑わい創出」という柱の目玉。多くのアーチィストが登録し、ルールにそって自ら制作した作品を出展販売したり、パフォーマーが大道芸を繰り広げる。

野外ステージからひょうたん橋に向かっては、手作りの小さなショップが並ぶ。アクセサリーやキーホルダー、写真、イラスト、ポストカード、オブジェ、帽子や衣類バックなどの服飾雑貨やぬいぐるみなどその数は40から50店くらいあるだろうか。どのショップも個性的で見ながら歩くのは楽しい。

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2013年4月26日金曜日

日本橋横山町・馬喰町問屋街から浅草橋、御徒町へ

◎TOKYO PHOTO FROM YOKOYAMACHO-TONYAGAI TO OKACHIMACHI ; 20.4.2013










◎text
東日本橋から横山町へ。横山町は清杉通りと江戸通り、清洲橋通りに挟まれた三角地帯になっていて、北側に靖国通りが走っている交通量の多い地域。横山町大通りに入ると、横山町問屋街の看板の向こうに婦人服問屋や呉服問屋の看板がずらりと並んでいるのに驚く。

若い人向けのオシャレなファッションから中高年向けの婦人服、店先には廉価な衣類が並ぶ店からいかにも高級そうな店まで各店がオリジナルを競っている。我が国最大の現金卸問屋街として知られ、平日には全国の小売店の仕入れ客で賑わうという。どの店も卸問屋ということで、入口には“一般の方の入店はお断り”の掲示がある。あいにく休日で人通りは少なかった。

日本橋横山町は江戸時代には、隣の日本橋馬喰町の宿屋街とタイアップした呉服問屋、塗物問屋、紙問屋、瀬戸物問屋などの小間物雑貨を主とした問屋街が形成されていたという。

靖国通りと神田川に架かる左衛門橋、神田川には屋形船が揺れている。JR高架線路沿いに小さな商店が連なり、浅草橋駅前に新しいヒューリック浅草橋ビルが建っている。2階のホールに若い女性が次々と詰めかけていた。聞いてみたら韓国のスターのサイン会があるとのこと。

2011年に建替られてグランドオープンした三井記念病院、凸版印刷本社などを見ながら御徒町駅前に出た。

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photo ; Utsunomiya
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2013年4月25日木曜日

日本橋浜町 明治座から東日本橋やげん堀不動尊

◎TOKYO PHOTO FROM MEIJIZA TO YAGENBORI ; 20.4.2013











◎text
日本橋人形町から明治座前を通って浜町公園に出る。明治座で現在公演されているのは早乙女太一主演の「神州天馬侠」。幟やポスターが華やか。

浜町公園から隅田川沿いを北上。首都高速6号向島線が浜町公園の真上で大きくカーブして、隅田川の向こう岸で7号小松川線と二手に分かれる。高速道路の高架下では路上生活者のブルーシートが並んでいる。

隅田川では観光船が行き来する。川向こうにはリバーサイドタワーや新大橋、両国橋と東京スカイツリー。薬研堀(やげんぼり)不動尊は、浜町河岸通りからカゴメビルと日本橋中学校の間を入ってしばらく進んだところにある。歩道脇には不動尊の赤い幟がずらり。

目黒不動尊、目白不動尊とともに江戸三大不動のひとつ薬研堀不動尊。川崎大師の別院で、毎月28日の縁日には奉納講談がおこなわれる。また、年の瀬には納めの不動・歳の市がおこなわれ、地元の人たちで賑わうという。

薬研堀とは堀の一種で、堀底の形状がV字型であり、薬研の窪みに似ていることに由来する。そもそも薬研(やげん)は、漢方薬などをつくるとき、中央の窪みに薬種を入れて、円盤状の車輪を前後に往復させることによって薬材を押し砕いて細粉にする器具のこと。この堀は江戸時代に掘られるが、明治になると完全に埋め立てられた。薬研堀町の町名も残らず東日本橋になった。

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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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