2013年12月3日火曜日

晩秋の小石川後楽園(文京区)その2

◎TOKYO PHOTO KOISHIKAWA-KORAKUEN 30.11.2013










◎text
小石川後楽園の園内は、歴史を感じさせる大木が大泉水の周りを囲んでいて、紅葉が見頃を迎えている。池を見ながら木々の間の石畳を右周りに進む。唐門跡の先の内庭は水戸藩書院があったところで、閉鎖中の東門側。

松原と呼ばれる広場に出ると茶店とベンチがあって、穏やかな日射しを浴びながら少し休憩。甘酒やおにぎり、お土産品などが売られている。

稲田や花菖蒲田は養生中。藤棚、梅林などもある。水面に映る形と合わせると満月のように見えることから付けられた名称の「円月橋」がある。この橋は水戸光圀があつくもてなした明の儒学者・朱舜水が設計と指導して、名工「駒橋嘉兵衛」が造った。後に八代将軍吉宗が江戸城吹上の庭に造ろうとしたが遂に果たせなかったとの説明書きがある。

逆行に輝く真っ赤なモミジが眩しい。大泉水のほとりの特等席に配置された「一つ松」が、化粧巻きを施されて冬支度の準備を整えていた。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

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