2014年1月10日金曜日

江戸最古の谷中七福神めぐり(2)

◎TOKYO PHOTO YANAKA-SHICHIFUKUJIN ; 9-8.1.2014









◎text
谷中七福神巡りの4番目の寺は、台東区谷中5丁目にある長安寺。荒川区の青雲寺、修性院からは歩いて10分程度。修性院から谷中銀座に出て、夕焼けだんだんを上って諏訪の道に入る。昨年10月に4年ぶりにリニューアルオープンした朝倉彫塑館の前を通って、長安寺に着く。

長安寺で祀られているのは長寿の神様、寿老人。長寿と自然との調和のシンボルである牡鹿を従えている。長安寺には幕末から明治期の日本画家で、近代日本画の父といわれた狩野芳崖の墓もある。次は長安寺の門前をまっすぐ進み、谷中墓地に入って天王寺へ。毘沙門堂内に毘沙門天が祀られている。智慧・開運・出世などのご利益があるといわれる毘沙門天だが、ちょうど掃除中のため直接拝む事ができなかった。

東京芸大の横の護国院には大黒天が祀られている。左肩に袋を背負い右手に打出小槌を持って穏やかな顔をしている。五穀豊穣・子孫愛育・出世開運・商売繁盛の神様とのことで、近づいて参拝をし、像をしっかり目に焼き付けた。

最後は上野公園内の不忍池弁天堂。恋愛成就・学問技芸成就の神様という弁財天が祀ってある。本堂の正面奥にあって暗くて像が影になってよく見えないが、八本の腕を持つ八臂(はっぴ)の弁財天。七福神の紅一点。

見終わる頃には、すっかり暗くなって周辺に明かりも点る時間になってきた。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/

◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

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