2014年10月21日火曜日

芝居の我楽多公演 『お花を摘みに』

◎text
芝居の我楽多『お花を摘みに』公演を見に行った。

◎10月18日(土)15時〜、19時〜
◎10月19日(日)13時〜、17時〜
◎会場/小劇場てあとるらぽう(西武池袋線東長崎駅すぐ)

7話からなるオムニバス。「お花を摘みに」は女子がトイレに行く時の隠語。たかがトイレされどトイレの深〜い物語。

1話:会社の女子トイレ、油紙で化粧を直しながら延々と繰り広げられる女子の会話は、先輩の噂話や悪口など…。ところがトイレの中に当人がいたから、さあタイヘン。

2話:携帯電話をトイレに置き忘れたことから発覚する事件とドタバタ劇。だがそれはi-phoneならぬp-phoneを売り出すためのCM用プロモーションだった。しかーし、p-phoneの運命は…。

3話:大学のトイレに紙がなかった。あいにく両隣の人のトイレにも紙がなかった。女子大生3人、さあ、どうする。

4話:トイレの歴史を振り返りながら、21世紀のトイレを展望するトイレ博物館ならぬ、トイレパークの館長とロボットと客の会話。

5話:トイレでいじめにあっている女子高生。隣に入っていた男を殺人鬼とも知らず、どうしたらいじめをやめさせることができるか男に教えを乞う。男はいい人の振りをして、他の誰にもない自分だけの強みを持つことだ…と諭す。

6話:トイレの赤カビ、青カビ、黒カビやばい菌マンたちが、掃除の除菌スプレーと闘う。

7話:個性豊かな悪役女子プロレスラー3人、トイレで恋花を咲かせていた。話をしているうちに思いを寄せていたのが3人とも同じ先輩だと分かった。ところがその先輩から、結婚するとのメールが入り3人はガーン!ショック!(ここから5話を受けて)高校時代いじめにあっていて、トイレで殺人鬼をボコボコにやっつけたことで、自分にプロレスラーとしての道が開けたことを一人が告白。3人はこれからも友情に仕事に…頑張ることを誓い合う。

トイレをモチーフにして、これほどたくさんの人間模様を紡ぎ出した脚本のSarah Changさんに拍手。会社員の女子、女子大生、女子高生、女子プロレスラーの生態を余すとこなく描いている。ウンウン、こんなことあるよね、こんな人いるよねという感じ。最後、女子プロレスラー3人の友情にはホロリとさせられた。
エネルギッシュに演じたcastの面々にも拍手。可笑しくて可笑しくて、終始目に涙を溜めたまま見てた。また目尻の皺が増えてしまった〜。それぞれが別に本業を持ちながら、好きな演劇に打ち込んでいる姿にも感動!。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/

◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

text;Hasegawa

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